宮崎県の注文住宅　高気密高断熱で自然素材の家づくり　有限会社アイケンホーム

　国が推進する断熱等級について

2022年10月より断熱等級5・6・7が新設されました。
等級には「外皮平均熱貫流率」UA値(w/m2K)を使用。
これは、建物から逃げる熱量を外皮面積で割った値です。

UA値は小さいほど、高性能な家になります。

同時に、長期優良住宅に求められる断熱等級も、
等級４から等級5に引き上げられました。
UA値で言うと、今までの目標0.87(w/m2K)から、
ZEH水準である0.60(w/m2K)を目指す事になります。

※ZEH(ゼッチ)とはNet Zero Energy House
（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）の略

　省エネ基準の義務化

2021年　建築士による省エネ基準の説明義務化
2023年　フラット35融資の省エネ基準義務化(等級４)
2024年　住宅ローン減税に省エネ基準適合の証明書必須化
2025年　全ての新築住宅で省エネ基準義務化(等級４)
2030年　ZEH水準の省エネ水準を確保(等級5)

以前にも義務化の話は出ていましたが、
今回から本格的に進んでいくようです。
今後の新築住宅では、将来の資産価値も踏まえ、
断熱等級4以上の認定を受けた家づくりが理想的です。

　性能値だけではない断熱工法の特徴①

一般的な断熱ではグラスウールなどを使い、天井で断熱をします。
施工面積や材料面で安価な工法ですが、気密が取りにくく、
小屋裏からの輻射熱も部屋に伝わりやすい特徴があります。

屋根断熱は、施工面積が増え、材料も高価なものが多くなります。
また、断熱の外で空気の通り道を作るため、小屋裏と居室が同じ環境になり、ロフトや吹抜けも作りやすくなります。

断熱材自体も多くの種類があり、
断熱性能の数値だけでは判断できません。

　性能値だけではない断熱工法の特徴②

長期優良住宅やZEHなどの基準としてはほぼ評価されないが、
実際には非常に効果的な事もあります。
その一つが、外張り遮熱工法。
日差しの強い宮崎県の家づくりでは、夏対策として特に効果的です。

その他にも自然のカを取り入れたパッシブデザインなどの提案をいたします。

　目指す断熱性能と建築費について

断熱性能は高ければ高いほど良いものですが、
同時に建築費も上がるので、費用対効果を考える必要があります。

2022年基準の最高値を目指すなら断熱性能7になりますが、
当社では、今のところ断熱等級4～6までを基準に考えています。

OB施主様に伺うと、長期優良住宅(断熱等級4)の家で、
真冬に14度～17度をキープされており、
一般的な等級6～7相当の最低気温のめやすをクリアしています。
(下記、エアコン不使用時の比較測定データ参照)

これはなぜなのか。その一つに、
前述しました屋根で通気を取り、屋根断熱をする事。
その他の工夫・丁寧な施工により、気密性が高い事が考えられます｡

家は現物ですので、設計数値だけでは測れません。
当社では平成8年より高気密・高断熱住宅に取り組んでおり、
多くのノウハウと経験があります。

OB様宅　2023年1月の大寒波時(外気温-3度、室温14度)
※エアコンなし

　窓の重要度と熱交換換気について

①窓はできるだけ良いものを使用する。　
閉めていても、夏は窓から7割熱が入り、冬は6割熱が逃げる。
これ程開口部の性能が重要なのに、ほとんどの人が知りません。

窓が結露するのは、その部分が弱点であり、冷えているからです。
諸外国と比較して、日本の窓性能はかなり低く、
アルミサッシが主流ですが、アルミは調理器具に使われるほど
熱伝導しやすい素材です。(夏は熱く、冬は結露発生)

②掃き出し窓や上げ下げ式の勝手口は気密性が劣るため最小限に。
隙間がなければ機能しない「引違い」形式の窓は、
その構造上、隙間風の要因になります。
見た目では分かりませんが、作りが違います。

③玄関ドアもK2仕様以上(寒冷地用)のものを使用。
見た目では分かりませんが、作りが違います。
また、引戸の玄関よりもドアの方が気密が取れます。

④予算が許せば、「熱交換換気」の導入。
熱交換率90％の24時間換気は、エアコン使用時の
エネルギーを利用して換気ができます。

　省エネ性・光熱費(電気代)について

近年、電気代が高騰しており、生活コストの意味でも、
省エネ住宅の重要性が高まっています。
冬の電気代に驚いた方も多いのではないでしょうか？

断熱性能の高い家では、暖房のエネルギーが逃げにくいため、
生涯のランニングコストも大幅に減らすことができます。

● 夏の温度比較表（冷房未使用）

夏は壁温度に着目しました。
外が涼しい時間帯になっても室内が暑く､
寝苦しい経験はありませんか?
壁が熱を蓄え､夜になっても輻射熱が伝わってくるのが原因です｡

イメージとしては､夏場にダウンジャケットを着ている状態｡
これを抑える事で､室温だけでなく体感温度にも差が生まれます｡

※2017年8月8日16～17時
壁温度レーザー測定器で計測

※このデータはエアコン不使用でのデータですが、エアコンを使われないことを推奨するものではありません。
※体感温度には個人差があります。
　また、家の形状や窓・換気の性能等によっても異なります。

● 冬の室温変化比較表（暖房未使用）

実際に冬の温度環境はどうなのか、当社の長期優良住宅にお住まいの施主様に計測をご協力いただきました。

― CW断熱＋熱交換換気（H邸・築6ヶ月）　― グラスウール断熱　（Y邸・築30年）　― 外気温（気象庁）
グラスウール断熱（Y邸）の場合、外気温に沿って大きく温度変化している一方、CW断熱のH邸では、一定の室温を保ちやすい事が分かりました。最も冷え込む朝方、Y邸が約6℃に対してH邸は約16℃。外気温に影響を受けにくい住環境は、快適なだけでなく、エアコンの効き目の違いにも大きな差が出ます。

2014年11/29～12/4
データ計測機による室温実測

● 宮崎県のヒートショック予備軍が日本一なのはご存知ですか？

参考：リンナイHPより

　「南国」宮崎が、ヒートショック予備軍ワースト1！
　宮崎県は温暖な気候ということもあり、断熱性能が低い事が考えられます。
　「冬は寒いのが当たり前」と我慢し過ぎる県民性もあるかもしれません。
　北海道が43位ということは、住宅性能や対策がしっかりしている事が考えられ、千葉県に関しては熱風呂派が多いそうです。

　ヒートショックとは、急激な温度変化で血圧が急変動し、
「心筋梗塞」や「脳出血」などを引き起こすことをいいます。

　20℃以上の温度差があると起こりやすくなると言われています。
　これによる死者数は交通事故で亡くなる方の約3倍以上。
　予防にもっとも有効な手段は、1日中どの部屋でも温度差の少ない｢温度のバリアフリー住宅｣に住む事です。

　

● 世界基準で見ても日本がワースト1

なぜこれ程の差があるのでしょうか。性能の高い家で、全館暖房を基準として考える諸外国と違い、日本人は家族が集うリビングや居室のみを暖房し、廊下に出たら寒いのが当たり前の暮らしをしています。もちろん脱衣室やトイレも暖房せず、10℃を切っていることがほとんどです。まさに我慢の文化。諸外国では、断熱性能を高め全館空調をすることは贅沢品ではなく、健康への投資という考え方のようです。

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内装材について
●　引越し後も健康住宅　自然素材を多く使用した住宅でも、模様替えや引越し時に搬入される家具・家電・衣類などからさまざまな化学物質が出てしまいます。シックハウス症候群、アトピー性皮膚炎や気管支喘息などの原因とも言われているホルムアルデヒドが有名です。本当の健康住宅にするためには、発生してしまった化学物質を、吸着し分解までしてしまう必要があります。

　幻の漆喰　

　漆喰というものは、防火性、防水性や調湿機能に優れているため、古くから土蔵や家屋の土で造られ
　た壁の上塗り材としても用いられていました。こうした古の知恵により土蔵に保管されていた古文書は良
　い状態を保っていると言われています。ほぼ石灰だけを使った原始的な漆喰では、高松塚古墳壁画など
　にも使われていたくらい歴史のある建築材料です。
　戦後、在来工法建築とともに急速に衰退しましたが、近年の時代背景に伴い、健康素材として注目され
　てきています。
　　
　当社の使用する『幻の漆喰』は、アレルギー性疾患の増加など、現代を取り巻く環境に合わせて伝統の
　技と高度な技術で作られた自然素材のみを使った壁材です。
　独自の光触媒作用があり、光が当たる場所だけではなく、暗がりでも温度と反応を起こし、化学物質や、
　毎日の生活で出てくる様々な臭いまでも吸着・分解します。

　　　実際に施工されたお客様からの感想
　　　『壁に手垢などの汚れがつきにくく掃除が楽になった』
　　　『赤ちゃんのオムツの臭いが気にならなくなった』
　　　『大人数でホームパーティをした翌日の朝にもお酒やタバコの臭いがしない』　
　　　『鼻炎もちの子供がくしゃみをしなくなった』
　　　『信じられないことに、マジックの落書きが一週間で消えた』

・半永久的に機能する天然の空気清浄機
・ホルムアルデヒドだけでなく、様々な化学物質・有害物質を吸着・分解
・光熱触媒により、科学物質などの壁の汚れは自然に分解。（自然成分は分解しません）
・マイナスイオンや各種ミネラル物質を発散するため、リラックス効果がある

無垢の床材

化学物質０の無垢材は、健康的なだけでなく、個性や経年美があることも大きな特徴です。

子供さんがたくさん傷を付けて、日焼けもして・・・
多少のメンテナンスをしながら数年経ったころには、驚くほど雰囲気のいいアンティーク感が出ることがあります。

和風・洋風のお好みや、生活スタイル・家具に合わせて最適な床材をご提案しています。

　塗料　

当社のこだわりで、化学物質を含まない自然の塗料・ワックスを使用しています。

温かみを重視されるお施主様に、杉やパイン等の床材をお勧めしておりますが、
『ニスやウレタンなど何も塗ってないの？』というご質問をいただくことがあります。
見た目にはわかりにくいですが、薬の使われていない自然の蜜蝋ワックスで仕上げており、
木の呼吸を妨げないようにしてあります。（テカリはなく、自然な艶が出て、木材を保護しています。）
定期的な手入れは必要ですが、愛着も沸き、木材の経年美をさらに引き出します。

　引渡し前には、当社の社員全員で心を込めてワックスがけをしております。

住宅保証について
平成21年10月より住宅瑕疵担保履行法がスタートしました。認定保証機関・（株）ハウスジーメンでの保証が受けられます。
保険付き住宅を取得された人は、住宅扮装処理支援センターの無料電話相談を利用できます。
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